陽明山温泉は、台北郊外の陽明山国立公園内にあり、台北市内から気軽に行ける温泉地のひとつで、大屯山と七星山火山群を中心とした火山地形景観と地質構造を特色とし、春には花が咲き、夏は夕立の後に虹が出、秋には紅葉を愛でる、四季折々の景観が楽しめる自然に囲まれた場所です。
陽明山は、その昔火薬を作るための硫黄を採掘するために開発されたのが始まりで、温泉開発は、日本統治時代になって本格化されたため、北投温泉の開発よりも10年以上遅かったといわれています。
現在は、五つ星ホテル内の大浴場以外の公衆浴場は数えるほどとなりました。
陽明山温泉は、四つの区域(陽明山国立公園一帯・冷水坑・馬槽・火庚子坪)に大別され、これらの温泉が含有する鉱物成分はそれぞれ異なっており、水質・泉質・効能等もそれぞれ違います。 |