『文山温泉』は、台湾東部の花蓮県にあるタロコ(太魯閣)国立公園内の渓谷沿いにあります。
その昔、台湾がまだ日本の統治下にあった時代に『深水』という日本人により発見されたため旧名は『深水温泉』といいました。早期に発見されたものの険しい渓谷の中にあり交通が大変不便だったため、中部貫公路が開通し『太魯閣』〜『天祥』間が結ばれるようになって初めて人々の注目を集めるようになり開発が進んだ温泉です。
『文山温泉』は、台湾では数少ない露天式風呂で、大自然に囲まれた渓谷沿いの天然大理石の岩穴の中に湯船があります。霧がたちこめ、蛙の鳴き声が響き、昼間は渓谷沿いの大理石の岩壁や遠くの山々を望みながら、夕方からは静かに渓流の流れを聞き星を眺めながら、と野趣満点の雰囲気が人々に喜ばれています。また、有名な観光地『タロコ渓谷』の所要地である『天祥』からも近いため、規模は小さいながらも今では台湾内外からたくさんの人々が訪れています。
温泉は、少量なら飲むことができます。硫黄臭さなどは一切ありません。 |