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台湾は南北に細長い木の葉の形をした島で、北部の台北では亜熱帯気候だが、中部の嘉義近郊には北回帰線が通り、これより南は熱帯となる。この北回帰線を境に、植物から町並み、人々の生活までもが変わるので興味深い。 |
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はっきりとした四季はなく、長い夏と短い冬がある。北部と南部では気候も異なり、とくに冬の差は激しい。
また、台湾全島面積の55%以上が山岳地帯で、山岳地帯と海岸地方とでも気候が大きく異なる。
尚、7〜8月が台湾の台風シーズン。台風は勢力が非常に強く危険なため、台湾では台風が来ると学校や会社が休みになる。停滞すると、その間、ひどいときには一週間も移動ができないことがあるので、この時期は特に注意したい。 |
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日本との時差は1時間で、台湾が1時間遅い。(日本が12時の時、台湾では11時) |
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公用語は、中国語(北京語)で、台湾では『国語』と呼ばれており、大抵の場所で通じるが、台湾南部や地方では台湾語『台語』が多く使われている。
また、台湾原住民にはそれぞれの言語があり、お年寄りの中には日本語を話す人もいる。日本語がわかる人が多いので、日本語で話すときは、現地の人に聞こえても失礼のない言葉遣いを心がけて。 |
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台湾の一般使用電力は110ボルト、60ヘルツ。日本で使っている一般家庭電気製品ならそのまま台湾でも使えるが、マイコン内臓タイプの精密機器などには変圧アダプターが必要。あらかじめ用意していくか、電池式のものを持っていくと良い。変圧アダプターは台湾の電気器具店や空港でも手に入る。コンセントは日本と同じ二極式。
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台湾の水道水は硬水。飲み水にするときには必ず5分以上煮沸すること。外でのどが渇いたときは、生水は避け、ソフトドリンクやお茶を飲むと良い。(カンやペットボトル入りの冷たいお茶には、日本と違って砂糖がたっぷり入っていることが多い。)ミネラルウォーターも大抵の商店で手に入る。
また、ホテルには大抵ポットに入ったお湯が用意されており、これは安心して飲める。
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台湾の通貨は、国際的には『NT$(ニュー台湾ドル)』で、中国語では『新台弊(シンタイビー)』と言われているが、一般的には『元(ユアン)』が使用されている。
台湾で外貨を台湾元に両替できる銀行いくつかあるが、日本円は台湾銀行のみで行っている。旅行者には、ホテル内や国際空港内の両替コーナーが便利。両替時に渡される両替スリップはなくさないように。これがないと出国時に外貨に交換できず、日本での台湾元の両替もできない。
ホテルで両替する際には、ホテルによっては両替できる時間が決まっているところもあり、その場合、時間外には一切両替してもらえないので注意する必要がある。
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ご参考
参考換算レート「0.2963」で換算してみると:
- 日本円⇒ニュー台湾ドル
100日本円は、29.63ニュー台湾ドルなる。(100×0.2963=29.63)
日本円 |
換算レート |
ニュー台湾ドル |
100円 |
0.2963 |
NT$29.63 |
- ニュー台湾ドル⇒日本円
100ニュー台湾ドルは、337.4日本円となる。(100÷0.2963=337.4957…)
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台湾では、基本的には不要だが、ホテルなどでは重い荷物を運んでもらったり、特別の用事を頼んだりした場合は心づくしとして渡す。
食事の場合、一般にホテルやレストランでは10%のサービス料が加算されているが、ない場合は10%相当のチップを渡すと喜ばれる。鉄道やバスは不要だが、タクシーでは荷物のあるときは適当にチップを渡す。おつりを渡すのが気楽で良い。
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旅行者にとって安全といわれてきた台湾だが、近年では都市を中心に犯罪発生率が増加してきている。治安状況も急速に悪化してきていて、スリやひったくり、置き引きなどの窃盗は日常的。荷物の管理などには注意すること。
また、台湾ではバイクによる事故が多い。歩道を歩いていても事故にあうことがある。台湾では歩行者は歩道の上を歩いていれば安全だという常識はないと思って。また、道路を横断する際には、バイクや車が歩行者を待ってくれることはほとんどないので、くれぐれも気をつけること。
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